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Ar240C-2
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Ar240C-2

レベル72 M.A1999年9月号から 


 5月の静岡は皆様いかがだったでしょうか?私は残念ながら今年も海外出張のため行けませんでした。でもサンディエゴからエルセントロへ行く途中の8号線で現用装甲車が数台陣取り検問しているのに出くわしました。かっこよかった!でも写真はさすがにこわくて撮れなかったね。残念!ところで、筆者もインターネットがマイブームでついにホームページを作ってしまいました。宣伝させて下さい。アドレスはhttp://village.infoweb.ne.jp/~planet21/です。モデルアートに過去に掲載された作品や、今月のヒント等が溝載?です。プレゼントもあるので、よかったらぜひぜひのぞきにきて下さい。




実機について

レベルから発売されている夜戦型のC-02について初めて知る方もいると思うので、若千解説しておきます。アラドAf240はBf110を全生能で上回るべく開発され、高速を得るために525kg/m2という破格の高翼面荷重とBf110と同じ液冷DB601A(1075Hp)双発を採用しました。戦闘機、偵察機として計画された他、V10は夜問戦闘機の原型とされています。高度6000mで618h1/hを出した本機は まず長距離債察機として先行量産型A-0がダクテッドスピナーを装備し完成しています。しかし、高翼面荷重が原因による事故が相次ぎ、1944年に開発が中止されました。夜戦C型の原型となったVl0は翼面積を広げ、双発DB603A(1750Hp)を装備し、647km/hの最大速度を得たと解説されています。しかし、FuG220リヒテンシュタインアンテナ装備の機体が本当に存在したのか、計画機だったのか実は筆者にも不明です。


キットについて

 ドイツレベルから、先にA-0型が発売され、そのバリエーションとしてUSAレベルからC型が発売され、現在ドイツレベルから発売されています。単にレーダーアンテナを追加しただけか?と思いきや、ビックリ。A-0と比較すると、先述の翼面荷重を下げるための主翼延長がしっかりフオローされています。また、エンジン換装が反映され、カウリングが新しくなり、細かいことですが、排気管も5筒から6筒へ変更されています。プロペラが3枚から4枚羽になり、スピナーもダクテッドから通常タイプに変更されています。おまけに胴体が延長されている。と、新しい金型をたくさん起こしているのでした。


組み立て上の注意点

コクピットから組んて行きますが、内部はRLMグレイかツヤ消し黒でいいと思います。せっかくの機体側面の計器類のモールドをドライプラシで浮き上がらせておきましょう。遠隔銃塔は、この時組み込むように指示されていますが、細い機銃が塗装時に邪魔になるのて、可動をあきらめ、完成後、最後に接着する方がいいでしょう。それから、機首の透明部晶を黒で下塗りをすることをお忘れなく。主翼、エンジンナセルも合いがいいので、後は説明書のとおりに組んで行くだけで1日弱で形になりました。このキットのように最近は韓国モールドの進出が日ざましく、日本のメーカーさんうかうかしていると、抜かれてしまいますよ!同様にプロペラも金属パイプで軸を延長し、最後に差し込むだけにする組み立てが楽になります。


塗装

全てグンゼ産業のラッカー(Mr.カラー)を愛用しています。まず全面をサーフェイサー1000で下塗りしておきまましょう。筆者は読者の皆様が記事を見て作りたくなった時に、トレースしやすいように既存発売の似た色を探して、ストレートで便うことを心がけています(実はずばらなだけだったりして)。というわけで、下面はNo33ツヤ消し黒。上面塗装ですが、No337グレィシュブルーFS35237を下面をカバーして上面に吹き付けました。その上に、No.305グレイFS36118のモットリングをピースコンで施してあります。






今月のヒント

モットリング塗装

頭を悩ますドイツ機のモットリング塗装のコツをそっとお教えします。第1にピースコンを便うのが最も楽です。筆者はオリンパスヤングを愛用していますが、これで充分です。第2に、Mr.リターダーシンナーを便います。モットリング塗装では塗料を少なくノズルを絞るので、ノズル部で塗料が乾燥し固まってきます。リターダーシンナーを便うと乾燥を遅らせることができるため、目づまりで悩むことがなく、同時に少し濃い目の塗料を使うことができるのです。第3点は、いきなり大きな斑点を吹き付けようとせず、ごく小さな斑点ので塗装するといい感じに仕上がるようです。デカールは細かい部分まで良くフォローされています。ただ後でこのデカールの余白は白くなるので、貼った後でカミソリでカットして下さい。表面が落ち着いたら、デカール保護とツヤの均一化を兼ねて、ツヤ消しクリアーを吹き付けておくと安心です。

レーダーアンテナ

少しでもシャーブに見せたい。という訳で、キットのプラ部品が大すぎるという訳ではありませんが、0.5mmと0.3mm径の洋自線でアンテナを作り替えました。やはりハンダ付けが一番丈夫にできます。各アンテナ棒は長めに作っておいて、最後にニッパーで切り揃えます。両面テープと粘土(何に使うかわかるかな?)を便うと意外と簡単にできました。


誌面の開係でまた機会があれば、製作方法を詳しく御紹介しましょう。注意深く最終段落でアンテナを取り付けて完成です。Ar240も完成すると、He219を尾輪式にしたようで、機首の感じなんかも似ています。独特な雰囲気でいいですね。シックな色合いてす。



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田口 博通 

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